🔍採用担当者が見ていること

実際に採用担当者が未経験者を採用する上で、書類選考や面接時に意識して見ていることを具体的に紹介していこうと思います!

人柄・性格がマッチするかどうか

もちろん技術面もありますが、未経験者ということはわかっているので実際のところ現時点での技術力はそこまで期待はしていません。その代わりに、これまでどのように学習してきたかなどを元に今後の伸びしろや、チームとうまくやっていけるかなど人柄・性格面がかなり重要になってきます。

  • 自発的に学んでいける

ここまで独学で頑張ってきた方なら大丈夫かと思いますが、自発的に諦めずに学べる姿勢は非常に評価されます。IT業界は成長がかなり早いので、誰かに言われる前に自分で情報を取りにいって常にスキルをアップデートする意識が必要です。それが当たり前のようにできている方は未経験でも一目置かれます。

  • チームとうまくやっていけそう

結局仕事はチームで行うことがほとんどなので、その人個人の能力だけでなくチームとうまく調和を取ってやっていけるかということは採用者目線から見てかなり重要になってきます。エンジニアは冷製で温厚な方が多いので負の感情を相手にぶつけてしまうような方は向いていないかもしれません🤔(個人の見解です)

ポートフォリオがしっかりしているかどうか

未経験といえども全く学習せずに採用まで至るケースはありません。その学習内容を企業に見せられるのがポートフォリオです。未経験エンジニアの履歴書のようなものですね!

採用者目線では以下のようなことを意識して見ていましたので参考にしてみてください。

  • ポートフォリオの数(多い方が印象がいいです)

  • ソースコードの質(後述します)

  • 何を作っているか

    • 自分が作りたいものを作っているか(日々課題感を持っているか)

    • 一般公開しても成り立つようなものを意識しているか

年齢

まずはじめに言っておきますが、エンジニア就職に年齢は関係ないと思っています。ただ、未経験募集の場合は若い方がやはり"使える時間も多い"し"ガッツもある"という印象があるので比較的有利であることは否めません。

30代以上でエンジニア転職を考えられている方は20代よりも印象が不利ですので、これまでの社会人経験を活かして学習効率やエンジニアにも活かせそうなスキルなど、20代の方よりも秀でているポイントをアピールするといいと思います!

ソースコード

ポートフォリオを作成したということは自分の書いたソースコードを提出しているということですので、その質が問われるのは当然のことになります。意識すべきポイントを挙げてみましたので参考にしてみてください!

  • しっかり自分で実装しているか(コピペコード感がありすぎないか)

    コピペコードが悪いわけではありませんが(未経験者だとある程度仕方ない)、コピペだけで作られているようなコードは必ずバレます。工夫したポイントなどは面接時に聞かれることになるので、自分で書いたソースコードはしっかり理解し説明できるようにしておきましょう。

  • 新しい技術をしっかり使っているかどうか

    これは情報収集の質を見られています。新しい技術が正義というわけではありませんが、適当に調べて出てきた記事には結構古い情報も含まれていたりするので、それを参考に古い技術群でポートフォリオが作られていたら「情報収集スキルが低いのかな…」って思われたりします。ですので極力新しい情報かつ複数の情報を参考にして実装すると比較的モダンな形で実装できますので心がけるようにしましょう。

  • どの程度きれいに書けているか

    初学者の方にはキレイにソースコードを書くということがあまりピンとこないかもしれませんが、キレイなコードというのは保守性が高いコードです。詳細は長くなりますので別の章でご説明したいと思います。

  • アーキテクチャなどは採用しているか(難易度高め)

    上記の保守性の高いコードを実現するための手段になりますが、役割や関心事にディレクトリ構造などもしっかりと考えてポートフォリオを作っていると非常に印象がいいです。(使用しているフレームワークや言語にも寄りますが)これに関しても別の章で詳しく述べたいと思います。

  • READMEを書いているか

    ソースコードのリポジトリは面接官が見れるようにGithubなどに挙げることになると思いますが、リポジトリページに説明が合ったほうが親切です。フレームワークのデフォルトのREADMEではなく、自分の言葉でどういう作品(サービス)なのか、使われている技術は何かなどできるだけ具体的に書いておきましょう。

  • テストコードが書かれているか

    どこまで何を実装しているかにも寄りますが、実際の開発現場では実装と同時にテストコードというものがセットで必要になります。テストコードが何かということに関してはご自身で調べてみてください。私が見てきた方の中でもポートフォリオでテストコードまで書かれている方はあまりいなかったのでかなり他の方と差を付けることができると思います。

デプロイをどのように行っているか

前提としてポートフォリオは実際に世に公開されている状態にしておきましょう。

初学者はこの「デプロイ」という作業でめちゃくちゃ高い壁があるようです。理解すれば簡単なのですが理解するまでが難易度が高いと思います。

内容をしっかり理解した上でデプロイできているかというのは一つの評価ポイントとなります。昨今はGithubと連携して簡単にデプロイできるようなサービスも増えてきているので、そういったものでデプロイされていると本人がどこまで理解できているかを把握するのが少し難しいですが、「terraform」などのツールを使ってインフラ環境を構築されていたりすると理解せずにデプロイすることが難しい & 実際の現場に近かったりするので印象がいいです(難易度高め)

情報収集を日々行っているか

時代の流れが早いIT業界では日々の情報収集が欠かせません。私は面接の際には必ず日々の情報収集方法をお聞きするようにしています。

オススメは以下のようなサービスのトレンドを毎日追ってみることです。よく目にする技術などが絶対に出てきますので、そういう技術を深堀りして調べていくと自然と技術に詳しくなり面接官ともスムーズに会話することができるようになります。

  • Githubトレンド

  • Qiitaトレンド

  • zennトレンド

  • Twitter

  • Medium(英語なので上級)

  • 書籍

英語力

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